2011年05月30日

選択してよい

日曜日、劇団昴のエデンの東を観劇してきました。

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聖書がベースとなっているジョン・スタインベック原作のものがたり。

Timshel(ティムシェル)・・・『選択してよい』

これはヘブライ語で人間に選択を与える言葉だそうで。。


親は子供に期待するし
子供は親の期待に応えようとするし
それが上手く合致しなくて、親子の葛藤が起こる。

何で葛藤が起きるかっていうと、人は選択できるから。。。
選択したものが親子で一致してないってだけだったのかも。


親子に限らず、身近な人がゆえに相手への期待は高まることがある。
そして、その期待の先にある個人の選択の自由まで期待しがち。


人間ってめんどくさい。


もっとめんどくさいのは、選択していいということ自体を忘れて
自分で自分を束縛しちゃって悩んでる。


そんなこんなを感じた舞台でした。


映画でお馴染みのストーリーは、実は原作の三部の一くらいで、今回はその前の時間軸が半分以上を占めている。改めてこの物語の深さを知ったというか。。。

うん、ホント、いつもの昴とまた違った味でよい舞台でした。



で、映画では割愛されてしまっている料理人「リー」がいい。
お芝居のキーとなる「Timshel(ティムシェル)」という言葉の解釈を伝える重要な役割で、それぞれが何か屈折した何かを持っている家族の精神的な支え。

受け止めて、いい『問い』を出す。

まるでファシリテーター。


こんな人が一家に一人いたらいいなぁ、、なんて呟いたら、こんなコメントもらった。


そう思ってたら、やがてそんな人が家にやってくるよ。
但し、「そんな人」にとっても住みやすい家じゃないとなぁ。



確かに。
そういう人が住みやすい家・・・環境。
そっちが本質。



友人日野由利加は昴の初演でアブラを初々しく演じたわけですが、今回はアメリカ文学史上最大の悪女「キャシー」
こんなにいい役だって知らなかったよー、だったらもっと宣伝したのにーーというくらい良かったです。(笑)

ただの悪女じゃない深みが出てましたね。
若い頃は清純派ヒロイン系ばかりだったけど、こっちの方が合っているんじゃないかな
・・・っていうか、そういう年齢になったってことか。(笑)

あ、勿論褒めてるのです!


ラベル:エデンの東
posted by Kuni at 13:58| Comment(2) | TrackBack(0) | 演・芸 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
とても考えさせられる舞台でしたねー。
人間の中にひそむ“悪”って何なのかしら。
登場人物たちがみんなそれぞれ悩んだり傷ついたりとてもセンシティブで、なんだか自分のずうずうしさが恥ずかしくなったわー。(#^_^#)
由利加さまはあいかわらずキレイでしたね。
Posted by rico at 2011年05月31日 03:27
★ricoさま

ほんとねー
観ながら色々考えた・・・

人間の中に潜む"悪"は、多分自分以外の選択を奪うこと・・・なのかも。

悩んだり傷ついたりしちゃう人は、自分がそれをしている事実に気づいちゃった人かもなぁ。

なーんてね。
Posted by Kuni at 2011年05月31日 07:00
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